農水大臣の「なんとか還元水」や「1本5,000円の水」や「水道水を飲んでいる人はほとんどいない」
発言で、最近何かと「水」が注目の的ですね。
飲み水はペットボトルの水を買うという人でも、さすがに1本5,000円の水を飲んでいる人は少ないと
思いますけど!
他にも人気のモデルさんが美肌やダイエットに効果があるとたくさん水を飲むというようなことで
話題にもなります。そこでという訳ではありませんが、「水」に関する本をご紹介します。
「水問題の重要性に気づいていない日本人」橋本淳司著

昭和30年代館林生まれの私にとって子どもの頃飲み水と言えば、当然のように水道水。
携帯したい時は、水筒に水道の水を入れて持ってゆく。
瓶入りの水もありましたが、大人がお酒を飲むお店に置いてあるって感覚。
自分も大人になった頃、ペリエとかエヴィアンとか名前からしてカッコいい♪飲み水をわざわざ
買って飲むってのがおしゃれな感じでした。ただで手に入る(本当はただではないのですが!)
水を「わざわざ」買って飲むという行為が、特別なものでした。
何時の間にか、飲料水はペットボトルの水を買うという人もそう珍しくもなくなりましたけど。
コンビニやスーパーで普通にたくさんの種類の水が売っていていますものね。
そのどれもをついミネラルウォーターと思い込んでいました。それに水道水よりペットボトルの水
の方が美味しい、体に良さそうという思い込み。
この本ではペットボトルの水が全てミネラルウォーターではないことや、水を商品として扱うことの
問題点、水の安全性、地下水の汚染、国境を越えて大気汚染が水に与える影響、
地球環境の悪化からくる水不足などという話から、子どもたちに水の大切さをどう伝えたら良いのか
の実際の授業、水道料金の地域差、そして誰でも安心して安く水を飲める方法まで、
「水」について興味深い話がたくさん。
内容はもり沢山ですが、文章はとても読みやすくて面白い本でした。
美味しい水を飲みたいと家庭用浄水器を付けながら、川や沼の環境を悪化させる生活排水を防ぐ
生活排水浄化器を付けたという話は聞かないなどという文章に、わが身を振り返ってギクッとしました。
著者が「こんなきれいな川があったのか」と驚いた川、その理由の一つがその場所が過疎化で人が
少なく、生活排水もすくないからということに気づき、
「人がいないと川がきれいになるという事実は、人として悲しくせつない。」と書かれた部分は特に
心に残りました。
便利に快適に暮らしたいという欲求も私の正直な気持ち。でもその私の存在が自然に影響
を与え、環境を悪化させている。私自身のエゴとエコをどうバランス取れば良いのかなぁ。
著者の橋本淳司著さんは館林出身の方だそうです。
「水問題の重要性に気づいていない日本人」はPHP研究所から 税込1,365円
聞聲堂書店
電話 0276-72-0598 年中無休
営業時間 朝10時から夜7時半まで

いやぁー
この本が紹介されるとは・・・。
感激ですねぇ。
正直、橋本淳司の本はおもしろい。
分かりやすくて的確で感動的。
ご本人も館林市内で
「文章の書き方講座」とか
「エッセーの書き方講座」の講師を務めるなど、
地元に根ざした活動もしています。
特にこの本は、
橋本淳司の今までの活動の集大成。
ゼッタイに読む価値ありの一冊です。
オススメです。