群馬県最初の銀行 ―館林第四十国立銀行創立史―
1877年明治11年11月5日群馬県における最初の銀行(県内に本店を持つ銀行)第四十国立銀行が群馬県管下第二十三大区九小区館林町六百八十八番地(現在のみずほ銀行館林支店)に開業した。創立者は、旧館林藩士である根岸鉄次郎、長山甚平、南條新六郎、笠原円蔵、矢部英蔵ら45名が発起人である。館林人により設立された県下最初の銀行であり、開業時においては、栃木県、埼玉県にも銀行の存在しない時代であった。
役員には、頭取 根岸鉄次郎 取締役兼支配人 南條新六郎 取締役 笠原円蔵 同 矢部英蔵 同 長山甚平が就任いずれも旧館林藩士である。資本金150,000円 紙幣流通高 12万円 一株50円株主数496名、発起人には、役員となった5名のほか桐生の豪商佐羽吉右衛門、小野里喜作がおり株主には館林士族を中心に正田文右衛門、小室吉右門衛門等、館林商人、桐生地区の商人を勧誘し創立願書を差出し株主総勢496人の連名が記されている。第四十国立銀行の動きは早かった。創立3ヵ月後には、桐生支店を設置しその後長野県上田支店、足利支店、東京支店を開設したのである。 2に続く

1911年(明治44年)舘林町内に電灯が引かれた頃の谷越町商店街
記 小堀直人(日本簿記学会会員)

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